遠征の在り方
7/26(金)〜7/29(月)
GRAVIS FC史上初となる3泊4日での遠征でした。
初日と2日目はサッカーの練習試合。
3日目は休息日兼フットサル観戦。
最終日はフットサル練習試合、とイベント目白押しの遠征となりました。
おかげでコーチ達はクタクタになりました。笑
さあ、遠征の雑感を。
やはり毎度毎度、遠征に来て感じること。
『必ず数名ほど化けるヤツがいる』
何故遠征で化ける選手が出てくるのかは、僕たちスタッフにも理由がわからないのですが、絶対と言っていいほど化ける選手が出てきます。
今回の遠征では、2年生のサイドアタッカー、3年生キャプテンなど「面白い発掘」がたくさんありました。
これまで2年生での試合が主戦場だったサイドアタッカーの選手は、遠征最終日、3年生チームのスタメンを勝ち取りました。
また、なかなかスタメンを取るには至らなかった3年キャプテンは、自分の持ち味を活かして、自分の弱点はバレないようにしつつ、非常にチームに貢献していました。
こうやって化ける選手が出てくる度に、『遠征を組んで良かったな』と思います。
化ける選手が出てくるということは、言い換えれば、ベンチに追いやられる選手がいる、ということでもあります。
それはそれで健全な競争だと思うし、僕は誰か選手を贔屓目で見たくない。
成長したヤツがスタートを勝ち取るのは競争原理だと思うので。
負けたくない思いがあるなら、また練習から人よりも頑張って成長していけばいい。
ただそれだけのこと。
「僕は足が遅いから」
「僕は身体が小さいから」
「僕はドリブルが下手だから」
そんなこと言ってる暇があるなら練習すればいい。
身長や身体能力など一朝一夕で変わらないものに悩んでる暇があるなら、変えられるものに対して目を向けるべきです。
変えられるもの=行動
人は行動しか変えられない。
今回、スタートを勝ち取った選手もうかうかしてるとまた追い越されるし、ベンチに追いやられた選手も「負けてたまるか!」と努力していけばいい。
そういう競争が個人個人の成長を産む礎になり、その礎がしっかりしているチームや組織は魅力的だと思うのです。
全員が競争を受け入れて、自分の成長に目を向けていこう!!
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ここからはピッチ外の話を。
遠征たるもの、サッカーだけでなく宿舎での時間なんかも子ども達は楽しみですよね。
誰と一緒の部屋になるのか
夕食は何なのか
明日の朝ごはんは何なのか
などなど。
グラビスの遠征では基本的に宿舎でミーティングは一切しません。
なぜなら選手時代、僕自身が宿舎でのミーティングが大っ嫌いだったからです。
日中アホほどサッカーして、せっかく身体や頭を休めたいのにまたサッカーの話が始まる。
そんな環境下での大人の話を子ども達は聞いてないし、僕自身もそうでした。
早く寝かせてくれ
早く風呂に入りたい
早くトランプしたい
そんな思いだったのを覚えていて、当時のコーチが何を話してたかは一切覚えていません。
宿舎の時間は『子ども達の時間』で大人禁制。
スタッフはスタッフで『大人の時間』
ちなみに今回遠征でコーチ達は銭湯に行ってました。
最低限の時間だけ決めておいて、その時間まで何をするのかは自由。
今回の遠征では、夕食は近隣の飲食店に食べに行ってもらったり、朝ごはんも各自で出発に間に合うように食べに行くようにというルールでした。
小学生にはまだ難しいかもしれないけど、中学生ならできるし、できないといけないと思っています。
グループで何を食べたいかを決めて、時間までにホテルに帰ってくる。
朝ゆっくり眠りたい選手もいるし、早めに起きてスッキリしたい選手もいる。
集合時間ギリギリになって慌ててホテル玄関に集合してた選手もいましたが。笑
何はともあれ、普段はチームメイトと泊まって行動することなんてなかなか無いわけで、選手達のかけがえの無い時間を大人が奪ったら指導者失格なのかなと。
3年生は今回の遠征がグラビスでの最後の遠征になるかもしれないけど、2年生や1年生はこれからも遠征を計画中です。
行きたい都道府県があったらコーチに伝えてください。笑
さあ、今週末は、小学生で富山遠征、週明けはU-13が泉佐野遠征。
思う存分、遠征や夏を楽しんでいきましょう!!